北丹沢・金山谷
体調不良でしばらく山から遠ざかっていた。 今日はリハビリで、2年ぶりの金山谷へ向かった。(写真右は最初に現れる滝)
神ノ川林道脇の斜面は相変わらず脆いようで、新しく設置されたと見られる金網が早くも落石で破られていたり、矢駄沢を越えてすぐの場所の斜面が崩壊して道路が半分ほど土砂で埋まっていたりした。孫右衛門沢に水はなく、今日の水量は少ないと思われる。
金山谷は尾根の北面にあるため水はまだ冷たく、シャワークライミングにはまだ少し時期が早そうである。
最初の滝を越えて少し進んだところに斜めに流れ落ちるきれいな滝があったのだが、脇の斜面が崩壊して上半分は埋まっていた(写真下)。
誰も居ないと思ったが途中で釣師2名と出会う。 少し話をした。「なるべく水面に影を落とさないようにしてくれると有り難い」と言われ、素人の自分は「なるほど、そういうものなのか」と思う。
沢の奥に白ザレ地帯(写真左下)が見えてくると大滝(写真右下)である。右手前の尾根から巻いて再び沢に降りるのだが、尾根から降りるところも以前より悪くなったような気がした。しばらく山歩きをしていなかったのでそう感じただけかもしれない。
右の写真の滝は階段状で楽々登れると思って取り付いてみたものの、水が冷たく、全身シャワーとなりそうだったのですごすごと退散。左から巻いた。
水が涸れたあと、ガレ場をしばらく登る。途中、右岸に水が落ちている場所があり、今回も冷たい水を得ることができた。
上部はひたすらガレ場を登る。ガレ場の終わりでグズグズの斜面が現れる(写真右下)。たいした斜面には見えないのだが、足を乗せてもすぐに崩れるので意外と苦労する。
神ノ川乗越からは檜洞丸を越えて下山の予定だったが体力不足で断念、源蔵尾根から撤退した。源蔵尾根も2年ぶりだったが、いつの間にか新しいピンクテープがたくさんついていて驚いた。しかし、踏み跡自体は以前よりも悪くなったと思う。特に、金山谷側の斜面の崩壊が進んでいて、そのうち削り取られてしまうような気がする。
このあたりに限らず、久しぶりに訪れた場所ではたいてい、崩壊や荒廃に驚かされる。
【今回のルート】